2012年5月30日水曜日

完璧ではないもの


よく、
「あいつはここがだめだ。
でも、そこがいいところでもあるんだけど。」
という矛盾したことを言う人がいる。

でも、それって確かにある感情だ。
完璧なものほど美しいという考え方もある。
しかし、
親しみやすい、なじみやすい、気兼ねなく触れられる、愛着がわく、
親心がくすぐられる、落ち着く、和む、癒されるなどなど、
完璧でないものに対する褒め言葉も沢山ある。

これは、
デザインでも言えることかもしれない。
作り手の努力が垣間見えるもの、移動時に角が取れてしまったもの、
少し補強が必要なもの、塗装がはがれてしまったもの、
うまく機能しないことがあるもの。。。
これらの要素は売り手からしたら失態だけど、
使い手からしたら悪とは言い切れない。

「デザイン」も一緒だ。
定義があやふやだから、
社会経験が浅いこの僕でも、
こうやってデザインについてあれこれ考えられる。

完璧じゃないからこそ、
ものや人に、面白い価値が生まれるんじゃないかな。

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